「プロテクター」タグアーカイブ

SNELL、JIS、DOT、ECE比較

ヘルメットの安全基準、SNELL、JIS、DOT、ECEを比較すると、基準の厳しさ(=要求する安全性の高さ)は以下の順でした。

  1. ECE22-05 rev4(国連欧州経済委員会UNECEの規格)
  2. SNELL 2015 (SNELL財団の規格)
  3. JIS 2015 (日本政府が定める規格)
  4. DOT FMVSS 218 (アメリカ政府が定める規格)

続きを読む SNELL、JIS、DOT、ECE比較

違反ではないヘルメット基準

バイクのヘルメットには、「道路交通法」の基準と、「消費生活用製品安全法」の基準があります。

道路交通法」の基準に違反すると減点になります。

消費生活用製品安全法」は、ヘルメットを販売する人(個人や会社)に適用される法律なので、販売しない限り抵触することはありません。

道路交通法

道路交通法が定めるヘルメットの基準は、以下の7項目だけです。

  1. 左右、上下の視野が十分とれること。
  2. 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
  3. 著しく聴力を損ねない構造であること。
  4. 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
  5. 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
  6. 重量が2kg以下であること。
  7. 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと

PSCマークが無くても減点にはならない

続きを読む 違反ではないヘルメット基準

バイク用ブーツのCE規格

バイク用ブーツのCE規格は、EN 13634です。

CE規格EN13634が定めている基準は、以下のような内容です。

  1. 固さ  :倒れたバイクに足が挟まれても、靴が簡単に潰れないか
  2. 耐衝撃性: 足に受けた衝撃を、ブーツがどの程度緩和するか
  3. 耐摩耗性: 転倒時に路面で削れてしまうのを防ぐ耐摩耗性
  4. 耐久性: 通常の使用状態で簡単にすり減って穴ができない耐久性
    • ドライでの耐久性
    • 濡れた状態での耐久性
  5. 防刃性:尖った金属などが飛んできても、ある程度足を保護するか
  6. 丈夫さ :衝撃で靴がバラバラになってしまわないか
    • つま先が何かに衝突しても、靴底の簡単に剥がれないか
    • 縫い目・ツナギ目から簡単に分解しまわないか
    • 素材が簡単に裂けてしまわないか
  7. 大きさ :靴が保護する部分の広さ
    • 足首をカバーできる靴の深さがあるか
    • すね当ての大きさ、くるぶし保護部の大きさが規定以上か
    • シャーリングが大きすぎないか(脆弱なので小さい方が良い)
  8. 靴底の質
    • 靴底の厚さが規定値以上か
    • 靴底靴底の溝が、スリップ防止効果が期待できる深さがあるか。

といった基準を満たしたブーツが、CE規格のバイク用ブーツとして、CE認定マークを表示することができます。

それぞれの基準は、具体的には以下のように定められています。 続きを読む バイク用ブーツのCE規格

安全靴でバイクは危険

つま先に金属製のトゥーキャップ(先芯)が入った安全靴で、バイクに乗るのは危険だと、イギリスの運輸省が言っています。

イギリスの運輸省が道路利用者向けに開設しているサイトhttp://think.direct.gov.uk/にあるバイクライダー向けの安全ガイドには、鉄を使った安全靴を履いてバイクに乗らないで!と書いてあります。 続きを読む 安全靴でバイクは危険

衝撃と人体への影響 -CEプロテクター

CE規格は、プロテクターの性能を、体に伝わる衝撃が何kN(キロ・ニュートン、ニュートンの千倍)になるかで決めています。

kN で言われても安全性がよくわからないので、調べてみました。

プロテクター無しだと即死するレベルの衝撃を受けた場合

  • バックックプロテクターLevel-1 で衝撃が緩和されて、18kNの衝撃を受けると、重症になる確率が70%中傷になる確率は100%
  • バックックプロテクターLevel-2 で衝撃が緩和されて、 9kNの衝撃を受けると、重傷になる確率は10%中傷になる確率が20%

という結論になりました。 続きを読む 衝撃と人体への影響 -CEプロテクター

プロテクターによる衝撃時間延長

プロテクターがあると、何も無い場合より衝突時間が長くなります。
衝突時間が長くなると、衝突で生じる衝撃力が小さくなります。

プロテクターCE規格で定められている試験は、鉄の台にプロテクターを置いて、鉄の重りをぶつけます。

プロテクターを置かずに鉄と鉄が直接衝突した場合の衝突時間は1msec程度です(鉄と鉄の衝突で生じる衝撃力)。

CE規格 EN1621準拠のプロテクターを間にはさんで、鉄と鉄を衝突させた場合の衝突時間は、SAS-TECの資料(下図)から読み取ると、おおよそ3msecから5msecです。 続きを読む プロテクターによる衝撃時間延長

CE規格プロテクタの保護性能 – CEプロテクター

CE規格プロテクタが、衝突や転倒などの衝撃を、どの程度緩和してくれるのかは、CE規格に定めれている衝撃試験で判断できます。

プロテクターのCE規格 EN 1621の認証試験では、50ジュールの衝撃を加えた時に、体に伝わる衝撃を計測して、下の表に記載した規定値以下になることを確認します。

    LEVEL 1 LEVEL 2
平均値 最大値 平均値 最大値
EN 1621-1:2012
プロテクター全般
35 kN以下 ~50 kN 20 kN以下 ~30 kN
EN 1621-2
バックプロテクター
18 kN以下 ~24 kN  9 kN以下  ~12 kN
EN 1621-3
胸部プロテクター
30 kN以下 ~45 kN  20 kN以下 ~12 kN
EN 1621-4
エアバック
4 kN以下 ~6 kN  2.5 kN以下 ~3 kN

続きを読む CE規格プロテクタの保護性能 – CEプロテクター

プロテクター CE規格

バイク用プロテクターのCE規格をまとめました。

バイク用プロテクターのCE規格は、プロテクタ衝撃吸収能力の下限を規定した規格4種と、バイク用ブーツの規格とバイクウェアの規格です。

  1. EN 1621-1(プロテクター全般のCE規格)
  2. EN 1621-2(バックプロテクターのCE規格)
  3. EN 1621-3(チェストプロテクターのCE規格)
  4. EN 1621-4(エアバックのCE規格)
  5. EN 13594 (グローブのCE規格)
  6. EN 13634 (バイク用ブーツのCE規格) 
  7. EN 13595 (バイクウェア(ジャケット、トラウザー、スーツ)CE規格)
  8. EN 14021 (オフロード用プロテクター、ルーストディフレクター)
  9. EN 1938  (バイク用ゴーグルのCE規格)

続きを読む プロテクター CE規格