ツーリング用に救急箱をそろえました
- 包帯(伸縮し包帯止め不要なタイプ、65mm×4m)
- 止血パッド(大1枚)
- 滅菌パッド (8cm×10cm 個包装5枚、)
- アルコール綿(2枚づつ個包装の100枚入り1箱)
- 三角巾(この前、骨折した時に病院で買ったやつ)
- テーピングテープ(5㎝x5m、この前の捻挫で買った残り)
- キズ薬(家の救急箱にあるやつ)
- オロナイン(家の救急箱にあるやつ)
- 冷湿布(家の救急箱にあるやつ)
- ロキソニン鎮痛湿布(家の救急箱にあるやつ)
- サージカルテープ1個(家の救急箱にあるやつ)
- 防水絆創膏(家の救急箱にあるやつ、各サイズ)
- 綿棒(家にあるやつ)
- ハサミ(家にあるやつ)
- ピンセット(家にあるやつ)
- ロキソニン(傷み止め兼風邪薬)
- 胃腸薬(食あたり腹下し用)
続きを読む 応急処置用 First Aid Kit →
オフ車で、転倒して捻挫しました。
オーバースピードぎみで突っ込み過ぎて、右側に投げ出されました。 続きを読む 捻挫しました →
捻挫の程度が重い時は医療機関に行くことがおススメですが、軽い時は、セルフケアで対処しています。
捻挫のレベル
レベル |
症状 |
状態 |
スポーツ
再開まで |
1度 |
痛みも腫れも軽く
軽く走ることも可能
内出血で肌が変色することも |
靱帯が伸びている |
2~3
日程度 |
2度 |
歩けるが、走れない
腫れが酷く、痛みも強い |
靱帯の一部が切れている |
2~3
週間 |
3度 |
何とかギリギリ歩ける
内出血で肌色が酷く変色 |
靱帯が完全に切れている |
1~2
ヵ月 |
捻挫の治療
捻挫は、捻挫直後と、腫れや痛みが落ち着いた後では治療法が違います。 続きを読む 捻挫の治療 →
フルフェイスで事故った時、首ボキッが危険ではないか、という話題が多いので、調べてみました。
アメリカ:フルフェースの首負傷率が高
南カリフォルニア大学(USC)の調査「MOTORCYCLE ACCIDENT CAUSE FACTORS AND IDENTIFICATION OF COUNTERMEASURES VOLUME I: TECHNICAL REPORT」によると、死傷者900人のうち首を怪我した割合は
- 半ヘル着用死傷者のうち首負傷率 12.5%
- オープンフェイス着用死傷者のうち首負傷率 4.0%
- フルフェース着用死傷者のうち首負傷率 13.3%
となっており、オープンフェイスのほうが首を怪我する率が低くなっています。
中でも、致命的な怪我(Fatal)だった割合は
- 半ヘル着用死傷者のうち首が致命傷だった率 0.0%
- オープンフェイス着用死傷者のうち首が致命傷だった率 0.0%
- フルフェース着用死傷者のうち首が致命傷だった率 2.7%
なっています。
現場調査900件の集計
下記の表に900件の現場調査結果がまとめられています。

900人のうちヘルメット着用者は364人(ヘルメット装着率40%)です。
364人中、首に怪我をしたのは28人7.7%です。
その28人内訳は
- 半ヘル着用者 32人中 4人、12.5%
- オープンフェイス着用者 197人中 8人、 4.1%
- フルフェイス着用者 113人中15人、13.3%
となっています。
ヘルメット装着していない人も含めると、首を怪我したのは88人、9.8%です。
なお、Partialは半ヘル, Fullはオープンフェイス、Full -facialはフルフェイスのことです。
事故報告書3600件の集計
USCの調査では、3600件の事故報告書の集計も行っています。
報告書で頭部・頸部への傷害の有無が判明した事故のうち20.6%が頭部・頸部に怪我をしています。搭乗者は22.6%です。
この統計は、事故の際の速度、状況などを考慮していません。
従って、速度が同じ場合の比較ではありません。
対向車との衝突のように相対速度が大きい場合などの状況も考慮していません。
仮に、フルフェース着用者がスポーツバイクで速度を追及する傾向があり、オープンフェイスや半ヘル着用者はアメリカンでドコドコ感を楽しみながら無理な追い越しなどせずに走る傾向があるとしたら、怪我の程度はヘルメットの種類より、速度の違いによる影響を大きく受けている可能性があります。
タイ:オープンフェイスの首負傷が多い
タイの交通事故調査「MOTORCYCLE ACCIDENT CAUSATION AND
IDENTIFICATION OF COUNTERMEASURES IN THAILAND VOLUME II: UPCOUNTRY STUDY」は、359件の自動二輪の死傷者359人を調査した結果を掲載しています。
それによると、死傷者中で首を負傷した人の割合は
- フルフェース着用者 0.0%
- 半ヘル着用者 0.0%
- オープンフェイス着用者 8.3%
致命的な怪我をおった人はヘルメットのタイプに関わらずゼロでした。
首に怪我をした人の全体平均は2.8%ですので、オープンフェイスの首負傷率は3倍近い値です。
フルフェイスを着用していて首に怪我をおった人はゼロですが、フルフェイスを着用していた死傷者は2名しかいなかったの、サンプル少なすぎです。
半ヘル着用していた死傷者は42人で、オープンフェイスの死傷者36人より多いにも関わらず、半ヘルで首を怪我した人がゼロになっています。
ヘルメット種類別負傷者
Type of helmet in fatal and non-fatal accidents
Helmet type |
Non-fatal accident |
Fatal accidents |
件数 |
割合 |
件数 |
割合 |
No helmet |
271 |
78% |
9 |
75% |
Not MC helmet |
2 |
1% |
0 |
0 |
Half/Police-type helmet |
42 |
12% |
0 |
0 |
Open-face helmet |
30 |
9% |
3 |
25% |
Full-face helmet |
2 |
1% |
0 |
0% |
Total |
347 |
100% |
12 |
100 |
全359件の死傷者のうち、フルフェース着用者は1人、ジェットヘルメット着用者33人、半ヘル着用者は42人、バイク用でないヘルメットないし無帽の日282人という結果です。
タイのヘルメットの装着率は35%です。ヘルメット着用者、特にフルフェイス着用者が少ないのは、暑い国だからかと思われます。
首を負傷する割合
<td”>Severe
Neck injury severity and type of helmet.
|
合計 |
首負傷なし |
Minor |
Moderate |
Serious |
Critical |
Fatal |
No helmet |
280 |
272 |
|
|
5 |
1 |
1 |
|
Not MC helmet |
0 |
0 |
|
|
|
|
|
|
Half/
Police-type helmet |
41 |
41 |
|
|
|
|
|
|
Open-face helmet |
36 |
33 |
2 |
1 |
|
|
|
|
Full-face helmet |
2 |
2 |
|
|
|
|
|
|
Total |
359 |
|
|
|
|
|
|
|
上記の死傷者359人中、首を怪我した人は10人で2.8%です。
ヘルメット着用していないで首に怪我した人が7人。オープンフェイスヘルメット着用者で首に怪我した人が3人。フルフェイスはゼロです。
上記2つの表を比較すると、「Not MC helmet」の死傷者数などが違っているなどの細かい矛盾もあります。
オープンフェイスのヘルメットを着用していて怪我をした36人のうち3人、8%が首の怪我をしています。全体平均2.8%の3倍近い比率です。
バンコクやチェンマイで、半ヘルで走行している人と、オープンフェースで走行している人を比べると、半ヘルは、バイタクなどの小型バイクで渋滞する街中を走る人が多いように思います。
半ヘル着用者の方が、より低速で走行しているとすると、ヘルメットの種類より、事故の際の速度の影響が大きいように思います。
アゴの怪我は16%
USCの調査によると、事故の際にヘルメットのアゴガード部分をぶつけたライダー(二輪を運転する人)の割合は5.3% (3.5+1.8)です。
900人の死傷者が着用していたヘルメットの種類は、以下のとおりです。
- 半ヘル 32人 3.56%
- オープンフェイス 197人 21.89%
- フルフェイス 113人 12.56%
- タイプ不明 22人 2.44%
- ヘルメットなし 536人 59.56%
アゴガードが無いヘルメットを被っていたり、ヘルメットをかぶっていなかったりして、アゴガード部分をぶつけなかった死傷者も含めると、アゴに怪我をした人の割合は、頭部・頸部負傷者の16.1%になります。
頭部・頸部の負傷部位(ライダー)
TABLE 8.6.3. RIDER WAD AND NECK INJCRY REGION (OSIDs)
負傷箇所 |
件数 |
率 |
|
Maxilla 上あご |
40 |
4.6% |
あご合計
139件
16.1% |
Mandible 下あご |
99 |
11.5% |
Throat のど |
6 |
0.7% |
Cervical Vertebra 第一頚椎 |
8 |
0.9% |
首合計
88件
10.2% |
Cervical Vertebra 第二頚椎 |
2 |
0.2% |
Cervical Vertebra 第三頚椎 |
0 |
0.0% |
Cervical Vertebra 第四頚椎 |
0 |
0.0% |
Cervical Vertebra 第五頚椎 |
2 |
0.2% |
Cervical Vertebra 第六頚椎 |
2 |
0.2% |
Cervical Vertebra 第七頚椎 |
1 |
0.1% |
Cervical-General 首[頸部]全般 |
81 |
9.4% |
Basal 頭蓋底骨 |
39 |
4.5% |
|
Frontal 前額部 |
119 |
13.8% |
頭部合計
335件
38.9% |
Occipital 後頭部 |
51 |
5.9% |
Parietal 頭頂部 |
61 |
7.1% |
Brain-General 頭部全般 |
103 |
12.0% |
Foramen Magnum 大後頭孔 |
1 |
0.1% |
Face-General 顔全般 |
48 |
5.6% |
顔合計
188件
21.8% |
Nasal 鼻 |
49 |
5.7% |
Orbit 眼窩 |
48 |
5.6% |
Zygoma 頬骨 |
43 |
5.0% |
Temporal こめかみ |
44 |
5.1% |
|
Sphenoid 蝶形ちょうけい骨 |
1 |
0.1% |
|
Whole Region 全体 |
4 |
0.5% |
|
None-N.A. |
1 |
0.1% |
|
Unknown 不明 |
8 |
0.9% |
|
TOTAL 合計 |
861件 |
100.0% |
|
頭部・頸部の負傷部位(同乗者)
頭部ないし頸部に負傷した搭乗者(運転していない同乗者)136人のうち、アゴを負傷した割合は9.8%です。
顔の怪我(18%)と合わせると27.8%になります。
Table 8.6.14 Passenger Head and Neck Injury Region
負傷箇所 |
件数 |
率 |
下あご |
9 |
6.77% |
あご合計
9.78% |
上あご |
4 |
3.01% |
首[頸部]全般 |
10 |
7.52% |
|
顔全般 |
7 |
5.26% |
顔合計
18.04% |
眼窩 |
11 |
8.27% |
鼻 |
6 |
4.51% |
頬骨 |
4 |
3.01% |
|
こめかみ |
2 |
1.50% |
|
頭蓋底骨 |
7 |
5.26% |
|
前額部 |
21 |
15.79% |
頭部合計
54.89% |
後頭部 |
15 |
11.28% |
頭頂部 |
10 |
7.52% |
頭部全般 |
27 |
20.30% |
不明 |
3 |
除外 |
|
合計 |
136 |
100% |
|
頭部・頸部に限定せず、死傷した全同乗者537人に占める、アゴを負傷した同乗者の割合は2.4%です。
この表は、USCの調査の別紙「MOTORCYCLE ACCIDENT CAUSE FACTORS AND IDENTIFICATION OF COUNTERMEASURES VOLUME II PPENDIXSUPPLEMENTAL DATA」に掲載されています。
バイクで転倒した回数は十数回。
無傷で済んだ転倒、数日痛みが残りアザができた転倒、捻挫した転倒、骨折してしまった転倒などなど程度もいろいろ。
転倒から学んだことは、市販されているプロテクターは保護効果大だということです。
プロテクタの効果を整理してみました。 続きを読む プロテクターの効果 →
折れた鎖骨を鍛えるために、左腕に付けているアームウエイトが、1kgだと、負荷を感じなくなったので、1.5㎏に増やしました。 続きを読む リハビリ用ウエイトを1.5kgに →
検診に行ってきました。
プレートを取る手術はできる状態だそうです 🙂 。
でも、今とると、取った後の骨の強度が弱く折れやすいの、骨を鍛えてから取ることになりました。 続きを読む 骨折277日目-検診 →
「思わずレントゲンの日付確認してしまいました。前回とほとんど変化ないですね。」と先生に言われました。 続きを読む 骨折158日目-回復が遅い →
今回の事故によるお財布のダメージはゼロになりそうです。
保険のお陰です。 続きを読む 事故の収支(保険に感謝) →
私は手術を選びました。
理由は、手術しないと元通りの形に骨が戻らない折れ方だったためです。
鎖骨が4つに折れてました。 手術なしでも骨がつながるが、骨が元通りに形にならないと言われました。
骨の形が変わることによるリスクの説明をうけました
- 治った後も、骨の強度が小さくなり、ちょっとしたことで再骨折する可能性がある。
- 鎖骨両側の関節のすり合わせが変わり、関節炎になるリスクがある。
- 手術無しだと肩の可動範囲が変わりあまり動かなくなることがある。
この3つで手術することに決めました
手術する場合のリスクも説明してもらいました
- 感染症になるリクスが1%くらいある
- 全身麻酔により、肝臓や腎臓に確実に負担がかかる
- 固定につかうプレートを留めたネジが金属疲労で折れると回収できずに埋めたままになることがある(太い骨なら掘り出せるが、鎖骨は細いので掘り出すと折れてしまう)
- アナフィラキシーショックがあると、手術できないことがある
治らないリスク
くっつかないリストは10%程度で、手術しても、しなくてもどちらも同じとのことでした。
手術しなで治療を進めたものの、偽関節になり、結局手術することになった例の説明もありました。
綺麗に折れていたので手術無しで治療を続けていたが、子供を抱き上げてしまい、偽関節になり手術をした実例をレントゲンを見せて頂きながら説明していただきました。
しかし、手術すれば100%大丈夫ということでもないそうです。
手術すれば即日全快でなく、骨が再生されるまでは負荷をかけないように生活する必要があるとの説明も受けました。
手術の不安
手術には、痛いだろうと思われる、入院しないとならない、などの不安もありました。
骨折から手術までの間、痛み止め飲んでいても痛かったので、早く手術して痛みから開放されたいという思いが、不安を大きく上回りました。
状況次第で
もし、綺麗な骨折だったら、判断は違っていたかもしれません。
もし、お医者さんの説明が、明快で的確、かつ信頼感のある説明でなかったら、違う判断をしたかもしれません。
もし、お医者さんや病院を信頼できなければ、違う判断をしたかもしれません。
鎖骨骨折といっても、骨の折れ方は多様です。 折れ方、お医者さんや病院の信頼感などの状況によって、手術する・しないの判断も変わると思います。
手術後の感想
手術して良かったと思っています。
理由の1つは、痛みから早期に開放されたからです。
麻酔から覚めた後2日ほどは痛かっです。直後は特に苦しかったです。
しかし、術後5日目に退院した時は、痛みはほぼ消えていました。
手術しない場合より痛みは大きかったろうと思いますが、痛む期間が短くて済んだはずです。
手術なしで、骨が再生するまでの数週間痛みと付き合うは、楽だったと思っています。
短期間に集中して痛みを味わうか、長期間に引き伸ばして痛みを薄めるかの違いなのではないでしょうか。
理由の2つ目は、不安から早期に開放されたからです。
骨がつかずに偽関節になるかならないかの不安はありません。
骨の形が変わって弱くなったり、関節炎になるといった不安もありません。
まだ骨が再生されていないのでこれらトラブルが起きる可能はありますが、不安はありません。
理由の3つ目は幸運に恵れたからです。
執刀医の先生が、経験も実績も豊富なベテランでした。
麻酔医の先生、看護師さんたちなど病院のスタッフのみなさんにも恵まれました。
おけげで、不安なく手術に臨むことができ、入院生活も快適でした。
手術してよかったと思っています。