ニュージーランドでのツーリングに持っていくも物を考えていたら、国ごとに装備の安全基準が違うことに気づきました。
日本で使っている装備でそのまま走ると、もしかしたら違反になるかもしれません。
ニュージーランドでのツーリングに持っていくも物を考えていたら、国ごとに装備の安全基準が違うことに気づきました。
日本で使っている装備でそのまま走ると、もしかしたら違反になるかもしれません。
バイク用ブーツのCE規格は、EN 13634です。
CE規格EN13634が定めている基準は、以下のような内容です。
といった基準を満たしたブーツが、CE規格のバイク用ブーツとして、CE認定マークを表示することができます。
それぞれの基準は、具体的には以下のように定められています。 続きを読む バイク用ブーツのCE規格
CE規格は、プロテクターの性能を、体に伝わる衝撃が何kN(キロ・ニュートン、ニュートンの千倍)になるかで決めています。
kN で言われても安全性がよくわからないので、調べてみました。
プロテクター無しだと即死するレベルの衝撃を受けた場合
という結論になりました。 続きを読む 衝撃と人体への影響 -CEプロテクター
プロテクターがあると、何も無い場合より衝突時間が長くなります。
衝突時間が長くなると、衝突で生じる衝撃力が小さくなります。
プロテクターCE規格で定められている試験は、鉄の台にプロテクターを置いて、鉄の重りをぶつけます。
プロテクターを置かずに鉄と鉄が直接衝突した場合の衝突時間は1msec程度です(鉄と鉄の衝突で生じる衝撃力)。
CE規格 EN1621準拠のプロテクターを間にはさんで、鉄と鉄を衝突させた場合の衝突時間は、SAS-TECの資料(下図)から読み取ると、おおよそ3msecから5msecです。 続きを読む プロテクターによる衝撃時間延長
CE規格プロテクタが、衝突や転倒などの衝撃を、どの程度緩和してくれるのかは、CE規格に定めれている衝撃試験で判断できます。
プロテクターのCE規格 EN 1621の認証試験では、50ジュールの衝撃を加えた時に、体に伝わる衝撃を計測して、下の表に記載した規定値以下になることを確認します。
LEVEL 1 | LEVEL 2 | |||
---|---|---|---|---|
平均値 | 最大値 | 平均値 | 最大値 | |
EN 1621-1:2012 プロテクター全般 |
35 kN以下 | ~50 kN | 20 kN以下 | ~30 kN |
EN 1621-2 バックプロテクター |
18 kN以下 | ~24 kN | 9 kN以下 | ~12 kN |
EN 1621-3 胸部プロテクター |
30 kN以下 | ~45 kN | 20 kN以下 | ~12 kN |
EN 1621-4 エアバック |
4 kN以下 | ~6 kN | 2.5 kN以下 | ~3 kN |
バイク用プロテクターのCE規格をまとめました。
バイク用プロテクターのCE規格は、プロテクタ衝撃吸収能力の下限を規定した規格4種と、バイク用ブーツの規格とバイクウェアの規格です。