CB1100 RS

CB1100 RSの2018年型で走ってきました。

前傾

前傾姿勢になります。

ネイキッドとしては前傾が強めで、頭が前にいきます

ダラッと座ると、ハンドルに乗せた手でで上体支える姿勢になってしまいます

CB1100のゆったりとした乗車姿勢とは全然違う戦闘的な乗車姿勢です。

CB1100やCB1100EXと比べると、ハンドルが低めで、シートが高です。
そのせいで前傾になるんだろうと思います

スッと切れ込む

フロントブレーキをかけてハンドル切り始めると、セルフステア強く、ハンドルが大きく切れます

CB1100のつもりで乗って旋回したら、切れすぎてフロントタイヤに乗り上げそうな感じがして、ビックリしました

前のめりになっていてフロント荷重が大きいと、メチャメチャ切れます。
意識して後ろに座ると切れ込みはナチュラルです

CB1100RSのスペックを見ると、ハンドル切れやすいスペックです。
RSのキャスター角が26度で、CB1100やCB1100EXの27度より1度立っていて、ホイルベースも5㎜短くなっていますし、タイヤサイズが17インチで1インチ小さくなっています。

ブレーキが安定

急制動しても、フロントが無駄に大きく沈み込まないので、安定感、安心感もあります

ブレーキは良く効くし、フロントダイブがナチュラルで安定感があり、ABSの介入も唐突な感じがしません。

RS以外との安定感の違いは、直線でABS介入するまでフルブレーキしてみると、すぐにわかります。

フロントフォークが固いわけでないので、路面の凹凸で、跳ねてしまうようなことはありません。
面の凹凸に柔軟に追随してくれます。凹凸でフワフワとすることもありません。

旋回時にフロントブレーキ使った時も、良い感じ沈み込んでくれて、旋回性が増します。

急制動した時の感じが、安定していて上質に感じるのは、RSのフロントフォークに、SDBV(Showa Dual Bending Valve)が採用されている効果かもしれません。

フロントフォークのインナーパイプが、φ43mmになり太くなっていることも関係しているかもしれません。

制動距離が短くなった気もします。

ワイドタイヤでグリップ力が大きくなっていることもブレーキの効きに貢献しているのかもしれません。

ホールド感の良いタンク

太ももから膝にかけて、タンクの凹凸が当たる部分がなく、タンクのホールド感は良好です。

膝側の幅が広いので前に滑りにくくなっているので、安定もします

EXもRSと同じタンク形状です。
EXやRSのタンクは、CB1100より2リットル大きくなっていて、16リットルです。ツーリングの時、ガス欠の心配が少し減ります。

シートは高め

シート高は、CB1100RS:785、CB1100EX:780、CB1100:765と、3兄弟の中では一番高くなっています

シートの角があまり斜めになっておらず、横断面がわりと四角いので、足が左右に広げられる感じになるので、足つきは悪く感じます。

滑らかさが増したエンジン

アクセル閉じてから再加速する際のエンジン出力が滑らかです。

ドン突きも大きくなく、スムースに速度が乗っていきます。

滑らかさと裏腹ですが、ガツンとした加速感が無いのは旧年式のCB1100と同じです。
戦闘的な加速を楽しむ応答が早い感じのエンジンではなく、大人な感じです。

低速トルクが厚い

低速のトルクも厚くいので、ワイインディングでの加減速もスムーズですし、街乗りも楽です

重厚な排気音

重低音の響きが良く、鼓動感もあります

バイクらしい音ですが、音量は大き目です

旧CB1100と比べると、音の大きさも、躍動感も、大幅にアップしています

ABSが上質

使いたいブレーキだけ使える

前後連動のコンバインドABSブレーキを採用していますが、リアブレーキだけ使えば、リアブレキーだけ効きます。

リアブレーキ踏んで、フロントだけ走らせて切り込んでいくこともできます。
ABSが介入しフロントブレーキも作動してしまってフロントが走らなくなって切れない、なんてことがなく、快適です

たぶん、後輪がスリップしてABSの介入が必要になる時まで、前輪のブレーキにABSが介入しないのだろうと思います。

前ブレーキかけてフォークを立てて切れ込んでいこうとする時も、ABSが降臨のブレーキに介入してきません。

使いたいほうのブレーキだけ使えます。

滑らかな制動

ABSが介入した時の動きが滑らかなので快適です。

ABSが介入した時に、ペダルへのカタカタとしたフィードバックはありますが、車体はカタカタしたパルス感が無く滑らかです。

クラッチが軽い

クラッチが、旧年式のCB1100より軽くなっています。

半クラ位置ではクラッチレバーにしっかりした固さがありますが、スパッとクラッチ切る時の感じが、軽いです。

アシストスリッパークラッチ採用の効果だろうと思います。

バンク角は浅め

少し深めにバンクすると、ステップ裏の長いバンクセンサーが接地します。

こんなに長いバンクセンサーが付いているということは、これ以上短くすると、マフラーか何かが、バンクセンサーより先に接地してしまうのだろうと思います。

スポーティですが、寝かして旋回する際は、控え目なバンク角です。

右足が熱い

エンジンを回して走った直後、渋滞で超低速になると、右足のフクラハギあたりが熱くなります。

ずっと低速なら熱は気にならなりません。

レトロだけどスポーティな外観

アルミキャストホイール

CB1100RSはCB1100同様アルミダイキャストホイールです。

CB1100EXの40本スポークスポークホイールと比べると、レトロ感は薄まり、スポーティです。

ワイドタイヤ

CB1100RSは、CB1100やCB1100EXより幅広いタイヤを履いているのでスポーティな感じが強くなっています。

幅広ですが、倒し込んでいく時に努力が要るような感じなく、素直にバンクしてくれます

旋回時のグリップ力も向上しているのかもしれませんが、前傾姿勢で座って、リア荷重意識せず前荷重で走ってしまうと、リア荷重不足でリアが流れることが時々ありました。

ウィンカーがバータイプ

RSのウインカーは、棒状のLEDです

CB1100やCB1100EXの丸型のウインカーはレトロなですが、RSはスポーティ

リアサスペンションが、ザーバータンク付き

金色のザーバータンク付きリアサスが目立ちます。

レトロな見た目をしていながら、スポーティだぞ!と主張している感じです。

ザーバータンクでサスの性能が向上しているはずですが、体感できませんせでした

フェンダーが樹脂

CB1100やCB1100EXのフェンダーが銀色に輝くメタルなのに対して、RSのフェンダーは樹脂製ので、RSのレトロ感は少し薄まっています。

フロントサスが、金色と銀色の2色

フロントサスのボトムケース2つパーツ分かれていて、上が金色、下が銀色です。

2つのパーツにわかれているメリットが何なのか判りませんが、金銀2色で目立ちます

ディスクブレーキのキャリパーが、ラジアルマウント

ディスクキャリパーが、剛性や強度が向上するラジアルマウントになって、スポーティなバイクだと主張してます。

ブレーキの質感や効きが良くなっていますが、フロントサスの圧側性能向上のお蔭のような気がします。

シートの見た目

シートの見た目が、CB1100RS、CB1100、CB1100Eでそれぞれ異なります

サイドスタンドが変わった

サイドスタンド接地面の形状が丸から木の葉の形に変わりました。

土や砂利にめり込みにくくなっているのかもしれません

少し軽い

車重は252㎏で、CB1100EXより3㎏軽く、CB1100EXより1㎏軽くなっていますが、乗っていて重さの違いは感じません。

フロントフェンダーが、EXはメタル、RSはプラスチックといった細かな軽量化をしているようです。

バイク生活にまつわる出来事