海外ツーリング候補

海外ツーリングに行ってみたい所をリストしました。

全部のルートを本当に走るつもりで、1週間から3週間程度の休暇で無理なく走れる距離で、レンタルバイクが調達できる場所のツーリングルートを選びました。

  1. オーストラリア大陸横断 約6,500㎞

    往復なら倍の1.3万kmになるが、レンタルバイクの乗り捨てができるので、3週間あれば無理なく横断可能。
    南北の縦断より気候(寒暖)の変化が少ないので、楽かも
     
  2. ヨーロッパアルプス峠めぐり 約3,200㎞

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海外はツーリング天国

海外ツーリングを検討していると、魅力的なツーリングルートがいっぱいです。

ヨーロッパアルプス

49 kmに75のヘアピン(平均600m毎に1つのヘアピン)があり、高低差は1800m以上あるStelvio Pass(ステルヴィオ峠)とか、FURKA PASS (フルカ峠)やKLAUSEN PASS(クラウセン峠)、GRIMSEL PASS(グリムゼル峠)、SAN BERNARDINO PASS(サン・ベルナルディーノ峠)、ALBULA PASS (アルブラ峠)、SILVRETTA STRASSE(ジルヴェレッタ道路)などなど魅力的な峠が、スイス、イタリアフランス、オーストリアの国境沿いにいっぱいあります。

1週間程度のツーリングで、ぐるっと回ってこれる感じなので、行きたいです

オーストラリア

5800㎞で95%ダート/5%舗装といったルートがたくさんあります。

携帯は圏外だから万一の時は人工衛星経由でSOSするために、バイクと一緒に衛星電話を貸出とか、ビリビリしちゃいます

横断した後にバイクを乗り捨ててもOKなレンタルバイクもあります。

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食事が課題のニュージーランド

ニュージーランド南島をツーリングして課題だったことの1つが食事です。

食事ができる場所が無い

レストランが大きな街にしかありません。マウントクックのような有名な観光地でも、レストランはありませんでした。
クライストチャーチ、クイーズタウンなどの人の多い街以外では、レストランは無いと思った方が無難です。

道の駅ファミレスファストフード店ドライブンインがありません。
町と町の間は、道があるだけで何十キロも建物ひとつ無いことが普通にあります。
建物が無いので、マックやケンタなどもありません。

露店屋台がありません。
観光地に行っても、、焼きトウモロコシ、五平餅、焼きイカなどを売っている屋台はありません。

食堂土産物屋さんがありません。
食堂はなく、ソフトクリームを売っている店もありまん。
饅頭、肉まん、Tシャツや木刀などを売っているお土産物屋さんもありません。

宿に夕食が無いのが普通です。
宿に到着しても、夕食は食べられません。
ベッド&ブレックファーストは朝食だけ、モーテルは食事提供なし。
ヒルトン、シェラトン、ホリデーインといったホテルは大都会にしかありません。近所のホテルのレストランに行くということもできません。
ビジネスホテルや旅館のような宿もありありません。

水もお菓子も弁当も無し

コンビニがありません。どこにもありませんでした。

自販機が全くありません。 続きを読む 食事が課題のニュージーランド

CATTLE STOPは危険

「CATTLE STOPに注意!」の標識

CATTLE STOPと書いてある標識が、ニュージーランドのあちこちにありました(右の写真)。

羊とか牛などの家畜(CATTLE) が道にいるから注意せよ、ということなのかと思ったら、バイクにとってはワナのような楮物がドンとありました。

下の写真がCATTLE STOPの正体です。
鉄のパイプが隙間を開けて並んでいます。
ツルツルの鉄パイプですから、バンクしたままこの上を通ったらコケます。

CATTLE STOP
CATTLE STOP

家畜は、隙間に足が挟まるのを恐れて、CATTLE STOPを渡らないそうです。家畜を止めるから、CATTLE STOP。

ニュージランドの道路事情

BMW R1200RS Lindis峠にて
BMW R1200RS Lindis峠にて

ニュージーランドの南島を3400㎞ツーリングしてきました。

どんな田舎道でも、制限速度は100km/h で、交通量は少なく、信号も無く、一時停止もなく、ネズミ取りや覆面パトカーもほぼ無いので、とても快適に、おもいっきり走れました。

一般道の制限速度は100㎞/h

一般道も高速も制限速度が時速100km/hです。

町中だけ、制限速度が時速50㎞になります

アローポイントジャンクション
アローポイントジャンクション

荒れた砂利道も、ヘアピンカーブだらけの峠道も、制限速度100km/hです。

右はクイーンズタウンの東にあるアローポイントジャンクションの坂道ですが、ここも制限速度は100㎞/hでした、とても100km/hでは走り抜けられませんでしたが。

町はずれだと、自転車や人間も歩いてる道も、家の前の道も100 km/hで車が走っています。
制限速度100 km/hの道路を子供が犬と散歩してたりもします。

ネズミ取りや覆面パトカーもほぼ無いので、とても快適に走れました。

120km/hくらいでも

105km/hが速度違反にならない安全圏だと、現地の数人から聞きました。
走ってみると、100km/hから105㎞/hで走る人が多数派なのが良くわかります。

いっぽうで、120km/hで走っている車も、けっこういます。
120km組と、105 km組に分かれる感じです。

100㎞/h以下は、まずいません。
ただし峠道とか100㎞走行が無理な道では、自然に低速になっています。

130㎞/h以上も、みかけません。
140㎞/h以上は即免停で歩いて帰ることになるらしいです。

自分の限界まで飛ばせる

制限速度は100km/hですが、実際にその速度で走行すると危険です」という道路標識もあります。

West Cast High Way
West Cast High Way

右はWest Cast High Wayという一般道です。
道の両側にある白地に黒の斜線の標識が「100km/hで良いけど、危険だよ」標識です。

標識の所から道が狭くなり、左端の自転車レーンは無くなっています。狭い道を、人も自転車も車両も走るという危険もあります。急カーブの連続というような道路形状に危険性だけではありません。

そういう道も、100km/h で走り抜けられると思えば100㎞/hでOK。 走る速度は、自分の腕と車両を考えて、自分で決めることになります。

急なカーブには、カーブのRに応じた推奨速度表示があることもあります。
そういう場所ではブラインドコーナーでも、推奨速度の1.5倍くらいまでなら破綻せずに走れる感じがします

田舎道では、そういう推奨速度の表示がないし、カーブミラーも無いので、どのくらいの速度で抜けるかは、自分次第、自分の限界までいけます。

取締りはマレ

ネズミ取りは1度も見かけませんでした。地元の人も知らないみたいでした。

覆面パトカーも見ませんでした。地元の人に聞くと、居ないわけでは無いそうです。
普通のパトカーの屋根に載っている回転灯が、薄型なので、遠目にはわかりにくくて、覆面のような感じだとも言っていました。

一時停止の必要がほぼ無い

目的地に到着するまで一時停止の必要がほぼ無く、バイクに乗ったら降りるまで足ついて止る必要がほぼないような状況です

  • 信号がほとんど無い
    • 何も無いの交差点がほとんで、たまにあってもロータリー
    • 何も無い交差点でも、相手の車を待つし、無理なダッシュをする車も見かけない
    • クライストチャーチでも東京ほどの信号密度が無い
  • とまれの標識が無い
    • とまれ(一時停止)の標識が無くても、自分が非優先道路で、優先側に車がいたらちゃんと止まって待っています
    • 都会には一時停止の標識があります
  • 踏切一時停止不要
    • 踏み切りで一時停止義務がありません
    • 遮断機のある踏切も見たことありません
    • みんな100㎞/hで踏切わたっています
  • 交通量が少ない
    • 交差点で車に出くわすことがまず無い
    • 前にも後ろにも車が見えないことが多い
      ただし、北島は今回走った南島のの4倍くらいトラフィックがあるらしい

二輪は砂利道注意

  • 駐車場も砂利だったり、土だったりして、あまり水平ではないので、バイクを停める時は、倒れないように気を使う
    Te Anauの街はずれ
    Te Anauの街はずれ
  • 人が少ない場所では、未舗装道路が多い
    右は、ミルフォードサウンドへの原価口になっている観光地Te Anauの中心街から1㎞ほど外れた場所ですが、道は砂利道です。
    山の中でもキチンと舗装されていることは期待できません。
  • 砂利を撒いただけで、転圧して締め固めていない道も多々ある
  • 乾いた柔らかい土のダートもしばしば
    • ロードタイヤだと、上り登りは滑って登れない下りは、滑って止まらない
      (自重があるバイクが自重で下っていくのを止められない)
    • 後輪が空転すると土に穴が掘れる
    • 穴掘れると前進もパックもできない
    • ダートの坂も、一気に登りば登れるが上が優先道路だと一気に登って飛び出せない
    • ダートの坂でブレーキかければ簡単にホイールがロックして滑る
  • 不整地の坂だと降車することも難しい

立派な道路はマ

道幅広くて、舗装もしっかりしてる日本の高速道路のような高規格道路は都市周辺だけです。

  • 道幅が狭い
    • 都市以外では乗用車でギリギリの幅の狭い車線も多い
    • 路肩が無く、車線の端が崖とかもある
    • 1車線の橋を交互通行
      • 1車線幅の橋を、交互通行する場所が多々あります
        街の間を結ぶ幹線道路でも、たくさん見かけます
      • どちら側が優先か標識で確認を理解しておく必要あります
  • 砂利道は不可避
    • 幹線道路72号がいきなり閉鎖されていて、迂回路がダートでした
    • ダート以外のアクセス路が無い場所が普通にある
      最南端の岬や、Sunart Bay、数㎞のダートを通らないと行けませんでした。
      フォックス氷河の駐車場への道路
      フォックス氷河の駐車場への道路
      Fox氷河の駐車場も最後の1㎞ほどは砂利道でした。
      エドラスのあるMt.Pottも、ロスロリアンのあるグレノーチの奥も、最後の20㎞ほどは、本格的な砂利道でした。
    • 湖畔の道、展望台の駐車場、路側の退避場所なども砂利が普通でした
  • ガードレールがない
    • 平地でも、崖でもめったにガードレールがありません
    • 細い崖の道でガードレールが無いと、みんな崖から離れた側に寄って走っているので、対向車との擦れ違いには注意です
  • カーブミラーが無い
    • 峠道でもカーブミラーが無いので、対向車の有無や先の状況が不明です
  • アップダウンが大きい
    • ジェットコースターのように大きく上下している道もあります。
    • 坂の頂上から先がどうなっているかわからない道も多々あります
      頂上の先でいきなりタイトターンだったりすることも・・
  • CATTLE STOPには注意
    • CATTLE STOPの標識を見逃してしまい、バンクしながら旋回しているときにCattle stopがあったら最悪です。
  • 道があっても行けない
    • 工事で閉鎖、迂回路無しもしばしば
      • 迂回路の案内板が、とても小さく、掲示位置が低いので見逃しやすい。
        ロードコーンに、A3の半分くらいの横長の板がはりつけてあるだけでした
    • 季節や気象で閉鎖
  • バイクを駐車できる場所が少ない
    • 路肩はたいてい斜めなのでバイクを駐車すると倒れる
    • 眺望のよい場所にあるLook outは、基本砂利で不整地。舗装してあっても、傾斜していたりするので、バイクに優しくない
    • 道の駅、サービスエリア、ドライブイン、コンビニも無いので、バイクを停めて休憩する場所があまりない。

有料道路がない

公道では、有料道路がありませんでした。

私有地を通る、テカポの天文台へのは私有地入口に料金所があっただけでした。

ETCは不要ですし、小銭も不要です。

ガソリンスタンドが少ない

  • 街と街の間の距離が長く、その間にガソリンスタンドどころ建物が1つも無い道も多々あります。
  • ガソリンスタンドがあっても、レギュラーしか売っていいな場合もあります。ハイオクが必要なバイク乗っている場合は、要注意です

バイク差別がない

  • バイク乗り入れ禁止といった二輪規制をしている所が無い(日本では500か所ほどあるそうです)
  • 125㏄以下走行禁止、120㏄以上乗り入れ禁止といった排気量別の規制もない
  • 日曜は二輪乗り入れ禁止、夜間二輪走行禁止といった二輪の走行時間制限が無い
  • 補助標識で二輪だけ指定して規制していることがない(補助標識が無い)

マナーが良い

  • ムリな割込みをする車が居ない
    • ガソリンスタンドの出口から、無理に出てくるようなことがない
    • 目の前に無理に割り込んでしたりしない
  • クラクション鳴らさない
  • パッシングしてるのを見たことがない
  • 遅い車がいても、車間詰めてプレッシャーかけたりしない
  • 族車は1台も見なかった。轟音マフラーも見かけない
  • 命がけの速度で、峠を攻めるライダーも見かけない

けっこう疲れる

好きなだけ走れるパラダイスのような所でした。

しかし、道幅が狭く、舗装もそれなりで、交差点やT字路、L字路などもある一般道を100㎞/hで走るのは、日本の高速道路を100km/hで走るより疲れます。

一時停止の必要もなく、サービスエリアや道の駅のような休憩場所も無いので、気がつけば、一般道を1日中100km/h超の速度で、走りづづけることなっていたりします。

最低速度の規定は無いし、交通量も無いので、60㎞/hでのんびり走っていても問題ないのですが、ついつい制限速度+αで走ってしまいます。

思いっきり走れるので、思いっきり走り続けると、けっこう疲れます。