YAMAHA MT-07

軽い

MT-07(沖ノ島)とても軽くて、中型二輪の感覚で乗れました。

乗る人の操作に素直に応じててくれる感じがあります。
自由に操れる感じがとても良好です。mt-09_sotobou

反面、大型らしいドッシリ感はありません。

重さのあるバイクは、ドシッと地面にタイヤを押し付けるような重厚なグリップ感があり、速度が出ると多少のことではフラフラしない安定感があって、バイクに任せておけば安心な感じがあります。黙って乗っていれば楽々安心な感じがします。
MT-07は加速や減速、路面の段差や凹凸、ライダーの体重移動などで姿勢が簡単に変化する中型のような感じです。

取り回しも楽々です、250ccのバイクより軽いですから。

400ccのCB400 SFの200kg、Ninja400の209kgより軽いです。

  • 244 ㎏ Honda VFR800X
  • 229 kg Kawasaki Z800
  • 220 kg Honda NC750X ABS
  • 211 kg Ninja 400 ABS
  • 206 kg グラディウス400 ABS
  • 202 kg BMW F800R
  • 200 kg Ducati 959パニガーレ
  • 196 kg CB400X ABS
  • 194 kg CBR400R ABS
  • 186Kg DUCATI SCRフルスロットル(800cc)
  • 186Kg BMWのBMW F700GS
  • 185Kg トライアンフ デイトナ675(675cc)
  • 182 kg MT-07 ABS

250cc と比較しても軽いです。
250ccのGSR250は183Kgですが、688ccのMT-07は182kgです。
ABS なしのMT-07なら179㎏ です。
250ccで207Kgのスクータ、フォルツァZより12%も軽いです。

リッターバイクは、MT-07より人間1人分重くなっています。

  • 268 kg Ninja ZX-14R
  • 266 kg GSX1300R隼
  • 246 kg CB1100
  • 245 kg XJR1300

軽いバイクは多い
182KgのMT-07と同等に軽い700cc級バイクも多々あります。

  • 153Kg KTM 690 DUKE(690cc)
  • 176Kg DUCATI Monster 696(696cc)
  • 182Kg トライアンフ STREET TRIPLE 85(675cc)

海外メーカーの700㏄級は軽い車種が多い気がします。

ツーリングも快適

シートの座り心地が快適です。MT-07(守谷海水浴場)
400kmほど走ってお尻がいたくなることはありませんでした。
姿勢も楽です。パワーもあるので、走りも楽です。

小さめ燃料タンクや、シートバックの取り付けなど、ツーリングだと不利なこともあります。

こまめに給油は

240km走ったら、燃料ゲージが残りメモリ1つになりました。

給油したら、9.5リットル入りました。
タンク容量13リットルなので、あと80kmは走れたと思います。

残り1メモリになっても走り続けるのは、ちょっと心配。
200km毎に給油していれば燃料切れのスリルは味わわなくて済むと思われます。

夜間や休日の山間部や北海道など、200km毎にガソリンスタンドが営業している気がしない場所を走る時は、予備燃料持参が良いかもしれません。

リッター25kmは、千葉の海沿いの平地と高速道路のツーリングでの燃費なので、峠中心とか、荷物が多いとかタンデムだとかだと、燃費はもっと厳しくなると思われます。

他社の600cc級のバイクのタンク容量は、

  • Ducati Monster 696 15L
  • BMW Motorrad C 600 Sport 16L
  • BMW F700GS 16L
  • KAWASAKI ZX-6R 17L
  • Suzuki GSX-R600 17L
  • HONDA CBR600RR 18L

YAMAHAのMT-03(320cc)やMT-25(250cc)でもタンク容量は14Lあります。
688ccのMT-07のタンク容量=13L
は少なめです。

荷物の固定は工夫次第

MT-07(タンデムシート裏側)
MT-07(タンデムシート裏側)

荷物用のネットなどを引っ掛ける場所が無いように見えますが、
タンデムシートを外すと、シート裏に4つの輪があるので、これを引き出せば4箇所の引っ掛かりができます。MT-07荷物取り付け

パッと目フックが掛かるような場所が見当たりませんが、タンデムシート裏の貧弱な輪っかを使わなくても、工夫次第で固定はできます。右の写真は、前はフレームにフックを引っ掛け、後ろはシートの下を通してゴムを輪にして固定しています。メットホルダーも利用できます。

エアバックのワイヤーを取り付ける場所も、いい感じの場所がパット目見当たりませんが、なんとかなりました。

体を起こして乗る姿勢

体を起こして乗っている感じになります。

フットブレーキやステップがやや前方にあるような気もします。
思った以上に真っ直ぐ縦になって乗る感じでした。

ニーグリップ良好

足と膝でのホールド感良好です。

車体が薄くて左右のステップが近い感じもして、ターンの内側の足を押し込んだ時にスッキリといい感じにステップ押していけます。

タンクもホールドしやすく、Ninja400のように足がタンクからはみ出したりもしません。

高速回転がいい感じ

4000回転以上だと、レスポンス良く反応してトルクもパワーも出してくれれる快感エンジンです。

3000回転くらいだと、バタバタしている感じで、アクセル開けてもバタバタしてパワーがのってきませんが、4000以下はパワーが欲しい時に使うレンジではないので問題無いと思います。
1つ下のギアで、エンジンを回していると気持ち良く走れました。

サスペンション

過剰な沈み込みも固さもなく、ナチュラルに感じました。
中低速のコーナリング時の挙動がもとても自然です。

ちょっとフロントブレーキかけると、ススッとフロントが沈んでいく気がするので、サス柔らかいのだろうと思いますが、高速道路の段差は、ガツンと当たる感じがします。柔らかいのに、路面の凸凹がダイレクトに伝わってくる不思議なサスです。

装備

メーター

回転数が分かりにくいです。
止まって見る分にはハッキリしていますが、走行中に視界の隅でチラ見した時に、回転数の把握がしにくく感じました。
エンジンの音や振動で回転数を感じることはできるので、あまり問題にはならないと思います。

ライト

十分明るく、街灯の無い真っ暗な夜道を高速走しても不安はありませんでした。

エンジンのスタータボタン

独立したスタートボタンがありません。キルスイッチと共用になっています。

キルスイッチを手前にスライドさせると、スタータが回ってエンジンがかかります。キルスイッチを向こう側にスライドさせると、エンジンが緊急停止します。
キルスイッチで始動させるってチョット意外でした。

シート高

足つきが悪い感じはしませんでした。

  • 805 ㎜ MT-07
  • 805 ㎜ Ninja 400 ABS
  • 800 mmカワサキ Ninja ZX-14R (ZZR1400)
  • 790 ㎜ BMW F800R
  • 785 ㎜ グラディウス400 ABS
  • 755 ㎜ CB400SF ABS
  • 740 ㎜ ゴールドウイング

バイク生活にまつわる出来事