オーストラリアで、レンタルバイク(自動二輪)に乗る時の保険を確認しました。
バイクをレンタルする時の保険と、海外旅行保険でカバーされますが、レンタル会社と州などによって、カバーされる範囲が異なるので、レンタル会社を選ぶ時は、保険内容の確認が必要です。
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対人保険:オーストラリアの強制保険CTPでカバー
強制保険は、対人のみ。対物、自分の怪我、盗難などは対象外
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対物保険:レンタルする際に加入する保険でカバー
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盗難保険:レンタルする際に加入する保険でカバー
付保できない店舗もあるので要注意
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自分の怪我:海外旅行保険でカバー
運転中でも、自分の怪我は海外旅行保険でカバーされます。
払われない場合は、以下のケース
- 競技等をしている間の怪我
- むちうち症または腰痛等で医学的他覚所見のないもの
- 運転資格を持たないで自動車または車両を運転中の怪我
- 旅行開始前、終了後に被ったケガの治療
- 自殺行為、故意または重大な過失、犯罪行為によるもの
- 酒,麻薬,大麻,あへん,覚せい剤,シンナー等使っている場合
- 戦争、外国の武力行使、革命、内乱等の事変
- 核燃料物質などの放射性・爆発性・有害な特性による事故
救援費用:海外旅行保険でカバー
捜索や救助費用などの費用を請求されて、費用を負担した場合に支払われる保険金が救援費用
保険料
www.bikeroundoz.comのシドニーで借りた場合は、対人、対物、盗難保険は、レンタル料金に含まれています。
免責額はBMW F700GSでAU$4,000(約35万円)、R1200GSでAU$5,000(約43万円)
追加で1日AU$18 ドル払うと、上記免責額(保険でカバーされない自己負担額)が半分になります。
オーストラリアの強制保険
オーストラリアには、車両の新規登録、登録更新をすると強制的に加入させられる対人賠償保険があります。
日本の自賠責(自動車損害賠償責任保険)と同様に全車両の加入が法律で義務付けられています。
この強制保険は、CTP insurance(Compulsory Third Party Insurance、直訳すると強制第三者保険)と呼ばれることが多いようですが、シドニーがあるNSW州では、Green Slip(グリーンスリップ)と呼ばれています。
加入は州ごとだが、全国カバー
CTPの加入は、車両登録を行う州で行いますが、どの州で車両登録とCTP加入をしても、オーストラリア全土での事故が保険でカバーされます。
例えば、シドニーで車両登録してナンバープレートをもらい、NSW州のCTP(Green Slip)に入っていれば、NSW州以外での事故も保険でカバーされます。
対人無制限
CTPの対人保険で支払われる保険金額は、個々のケースに応じて支払い額が決定されますが、限度額の設定はありません。
対人賠償限定
保険でカバーされるのは、人身損害を被った「相手側の被害者」だけで、事故を起こした「運転手本人」は保険対象外です。
対物賠償や、自分の車両の被害や盗難も保険対象外で、カバーされません。
カバーされない部分は、レンタカー会社が提供する保険や、自分で加入する海外旅行保険に入ることになります。