ガソリン缶での持ち運び

ガソリンを持ち運ぶことを検討してみました。

合法的にガソリン缶でガソリンを持ち運ぶことができるのか調べてみました。容器と、給油する方法、量の規定を守れば、合法的にガソリンを持ち運べることがわかりました。

専用容器が必須

ガソリンを入れる容器は、基準に適合した専用容器が必要です。

「危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示」に運搬容器の規定があります。

規定外の容器にガソリンを入れて持ち運ぶと、詰め替えた人も、持ち運んだ人も、消防法違反で、3カ月以下の懲役または30万円以下の罰金になります。

KHKマーク
KHKマーク

危険物保安技術協会(KHK)の試験確認済証のある容器か、UN表示の付いた容器(プラスチックなら10リットルまで、金属製なら60リットルまで)が規定に適合しています。

UNマーク
UNマーク

灯油用のポリタンクやペットボトル、そこらの缶や水筒などにガソリン入れてはダメです。
ジェリー缶(Jerry Can)とかガソリン携行容器とか呼ばれている専用容器でも、規定に適合していないと、消防法違反です。

給油はセルフでないガソリンスタンドで

缶にガソリンを入れる場合は、有人のガソリンスタンドで店員さんに給油してもらう必要があります。

店員さん以外の人が給油することも、自分で給油することも、消防法違反です。

量は40リットルまで

200リットル以上保管する場合は、市町村長の許可が必要です。

40リットル以上だと、届出が必要です。

ガソリン缶に60リットル入れて持ち運ぶのは消防法で許容されていますが、40リットル以上を無届で保管しておくと違反になってしまします。