大型バイク海外生産が招く危機

バイクの海外生産が進んで、大型バイクも海外生産されるようになってきました。

生産国 メーカー 車種 排気量
タイ KAWASAKI Z650 650
タイ KAWASAKI VULCAN S 650
タイ KAWASAKI VERSYS-X 250 250
タイ HONDA Rebel500 500
タイ HONDA CRF250L 250
ベトナム HONDA PCX150 150
ベトナム HONDA LEAD125 125
ベトナム HONDA PCX125 125
ベトナム HONDA Dio110 110
インド HONDA NAVI 110 110
タイ HONDA GROM 50
中国 SUZUKI GSX250R  250
中国 SUZUKI V-Strom 250 250
インド SUZUKI GIXXER 150
中国 SUZUKI Address125 125
インドネシア SUZUKI Address110 110
インドネシア YAMAHA YZF-R25 320
インドネシア YAMAHA XMAX 250
インドネシア YAMAHA NMAX155 155
台湾 YAMAHA CYGNUS-X SR 125
タイ YAMAHA TRICITY125 125
台湾 YAMAHA JOG ZR 50

日本人好みの二輪が無くなる危機

生産が海外に移行するほど日本市場の比率が下がると、仕様も海外のニーズを重視した仕様になります。

日本で売れる日本人好みの仕様より、海外で売れる仕様を重視するほうが売上増になるので、メーカーは海外ニーズに合う仕様重視になります。

日本の道路事情より海外の事情重視とか、身長やシート高、デザイン、カラーリング、装備なども海外市場のニーズ重視になります。

海外生産が伸びる理由

主要消費地や消費国の非関税条約エリアで生産すれば大幅にリスクが減らせます。

海外の売上は伸びるのに、国内で二輪が売れない状態なら、メーカーが為替リスクを背負って日本から輸出する合理性が無くなります。

大型二輪の海外生産が増える理由

海外での二輪販売は、小型二輪中心でしたが、豊かになるにつれ、徐々に大型も増えています

日本での二輪売上が伸びない状態が続き、海外での大型二輪が伸びれば、国内生産を終了し海外生産して逆輸入が増えます。