捻挫の治療

捻挫の程度が重い時は医療機関に行くことがおススメですが、軽い時は、セルフケアで対処しています。

捻挫のレベル

レベル 症状 状態 スポーツ
再開まで
1度 痛みも腫れも軽く
軽く走ることも可能
内出血で肌が変色することも
靱帯が伸びている 2~3
日程度
2度 歩けるが、走れない
腫れが酷く、痛みも強い
靱帯の一部が切れている 2~3
週間
3度 何とかギリギリ歩ける
内出血で肌色が酷く変色
靱帯が完全に切れている 1~2
ヵ月

捻挫の治療

捻挫は、捻挫直後と、腫れや痛みが落ち着いた後では治療法が違います。

捻挫直後2日間程度の急性期

腫れや痛みがある間は、捻挫した場所が炎症を起こしている急性期です。

急性期はRICEが基本

  • Rest(安静):捻挫した所を使わない、力を加えない
    テープなどで固定するのも良い
  • Ice (冷却):冷やして、血液の流れを抑え、炎症を抑制する
    冷シップ、冷却スプレー、氷などで冷やします
  • Compression (圧迫):捻挫した場所を、圧迫して内出血を抑制する
  • Elevation(持ち上げる)V腫れや内出血、うっ血などを防ぐために、捻挫した場所を心臓より高い位置に挙げておく

シップを使うなら、炎症を治める抗炎症成分の入った冷シップを使うのが一般的です。
炎症を治めないほうが治りが早いという説もありますが、自分は冷やしています。

慢性期(急性期後)

腫れや痛みが落ち着いた時は、炎症が治まっていますが完治ではありません。
日常生活OKですが、スポーツ復帰は完治してからのほうが良いです。

内出血で溜まった血を吸収させたり、固まった筋肉をほぐすなどの治療で完治が早まります。

Ice (冷却)をやめます

シップを使うなら、冷湿布をやめ、温シップにします。

冷却を続け、血液の流れが少ないままだと、捻挫の回復に必要な筋肉や靱帯を修復するのに必須な細胞が損傷個所に届きにくくなります。

捻挫を治す時に必須な細胞は、IGF-1:Insulin-like growth factor -1と呼ばれる細胞です。
IFG-1は、血液などの中をアメーバのようにただよっているの食細胞、マクロファージです。

マクロファージは、死んだ細胞や、病原菌などを食べて除去してくれます。

冷却は、人間が本来もっている回復過程を妨げてしまい回復を遅らせるので、急性期でも冷却しない方が早く治るという説もありますので、自分は、早めに冷却をやめています。

冷却が良いとされている主な理由は、以下のような理由です。

  • 炎症を早く抑えると、腫れの大きさを小さくできる。
    腫れが大きく出てしまうと、関節が硬くなりやすくなる
  • 炎症を早く抑えないと痛んでいない周りの筋肉などにまで炎症が波及してて、周りの筋肉が硬くなってしまう。
  • 関節や筋肉が固くなると、柔らかさを取り戻すためのリハビリに時間がかかる。

血行促進

入浴や足浴、温感シップなどで患部を温め、血行促進します。

温めると血管が広がって血液の循環がよくなるため、内出血した血の吸収を早め、腫れがひきやすくなります。
温めることには、痛みをやわらげる効果もあります

テーピング

捻挫の固定には、伸縮するキネシオテープ、伸縮しないホワイトテープのどちらも使われます。

キテシオテープは、肌に直接腫れる低刺激性のテープもありますが、長時間固定するのであれば、アンダーラップをするとカブレにくくなります。

テープの長さ

足首のテーピング1回分で、1メートルから1.5メートル使います。足首の長さ/太さや、巻き方で必要な長さは変わりますが、アンカー2重巻、アンカーから縦に3往復、シューホース3本、8の字巻をした場合、1から1.5メートル使ってしまいます。

強すぎず、弱すぎず

頑張って強く貼ると、血液の流れが止まって痛くなることもあります。適度な強さが必要です。

捻挫にサプリ?

効果のほどは不明ですが、たんぱく質、脂肪、ビタミンA、ビタミンEが、良いらしいです。

脂肪は、炎症を抑える効果があるそうです。

ビタミンAは細胞の回復を補助するそうです。

タンパク質は筋肉を作り、ビタミンEは血行促進効果です。

バイク生活にまつわる出来事