顔認識ヘッドライト

アダプティブ・ヘッドライトが、進化しています。

運転手や歩行者の顔などを、車載カメラで認識して、顔など特定箇所のみを照らさないよう、部分照射できるヘッドライトが実用化されるそうです(日経テクノロジーの記事)。

常時ハイビームで走行しても、対向車や歩行者を眩しくさせないように、顔に光を当てないだけでなく、標識に強い光を照射しないようにして反射光で運転手の視認性も妨げない機能もあるそうです。

BMW K1600GT のアダプティブ・ヘッドライトは、旋回を検知して、曲がっていくコーナーの先を明るく照らしてくれます。

前を走っている車の部分だけ減光してくれるアダプティブヘッドライトを搭載した4輪もあります。

このような既存アダプティブ・ヘッドライトは、照射可能な前方エリア全体を、数十~数百の領域に分割して、分割された個々の領域毎に明るさを調整しています。

顔や標識の部分だけ照度を落とす最新のアダプティブヘッドライトは、照射可能なエリアを100万以上の領域に分割して、領域毎に明るさを調節するそうです。
既存のアダプティブ・ヘッドライトの、1万倍の細かさです。