鎖骨骨折で手術をするか、しないか

私は手術を選びました。
理由は、手術しないと元通りの形に骨が戻らない折れ方だったためです。
鎖骨が4つに折れてました。 手術なしでも骨がつながるが、骨が元通りに形にならないと言われました。

骨の形が変わることによるリスクの説明をうけました

  • 治った後も、骨の強度が小さくなり、ちょっとしたことで再骨折する可能性がある。
  • 鎖骨両側の関節のすり合わせが変わり、関節炎になるリスクがある。
  • 手術無しだと肩の可動範囲が変わりあまり動かなくなることがある。

この3つで手術することに決めました

手術する場合のリスクも説明してもらいました

  • 感染症になるリクスが1%くらいある
  • 全身麻酔により、肝臓や腎臓に確実に負担がかかる
  • 固定につかうプレートを留めたネジが金属疲労で折れると回収できずに埋めたままになることがある(太い骨なら掘り出せるが、鎖骨は細いので掘り出すと折れてしまう)
  • アナフィラキシーショックがあると、手術できないことがある

治らないリスク

くっつかないリストは10%程度で、手術しても、しなくてもどちらも同じとのことでした。

手術しなで治療を進めたものの、偽関節になり、結局手術することになった例の説明もありました。
綺麗に折れていたので手術無しで治療を続けていたが、子供を抱き上げてしまい、偽関節になり手術をした実例をレントゲンを見せて頂きながら説明していただきました。

しかし、手術すれば100%大丈夫ということでもないそうです。
手術すれば即日全快でなく、骨が再生されるまでは負荷をかけないように生活する必要があるとの説明も受けました。

手術の不安

手術には、痛いだろうと思われる、入院しないとならない、などの不安もありました。
骨折から手術までの間、痛み止め飲んでいても痛かったので、早く手術して痛みから開放されたいという思いが、不安を大きく上回りました。

状況次第で

もし、綺麗な骨折だったら、判断は違っていたかもしれません。
もし、お医者さんの説明が、明快で的確、かつ信頼感のある説明でなかったら、違う判断をしたかもしれません。
もし、お医者さんや病院を信頼できなければ、違う判断をしたかもしれません。

鎖骨骨折といっても、骨の折れ方は多様です。 折れ方、お医者さんや病院の信頼感などの状況によって、手術する・しないの判断も変わると思います。

手術後の感想

手術して良かったと思っています。

理由の1つは、痛みから早期に開放されたからです。

麻酔から覚めた後2日ほどは痛かっです。直後は特に苦しかったです。

しかし、術後5日目に退院した時は、痛みはほぼ消えていました。

手術しない場合より痛みは大きかったろうと思いますが、痛む期間が短くて済んだはずです。

手術なしで、骨が再生するまでの数週間痛みと付き合うは、楽だったと思っています。

短期間に集中して痛みを味わうか、長期間に引き伸ばして痛みを薄めるかの違いなのではないでしょうか。

理由の2つ目は、不安から早期に開放されたからです。

骨がつかずに偽関節になるかならないかの不安はありません。

骨の形が変わって弱くなったり、関節炎になるといった不安もありません。

まだ骨が再生されていないのでこれらトラブルが起きる可能はありますが、不安はありません。

理由の3つ目は幸運に恵れたからです。

執刀医の先生が、経験も実績も豊富なベテランでした。

麻酔医の先生、看護師さんたちなど病院のスタッフのみなさんにも恵まれました。

おけげで、不安なく手術に臨むことができ、入院生活も快適でした。

手術してよかったと思っています。

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