BMW Motorradの全車種にETC2.0車載器が標準搭載になります(ミツワの発表)。
ETC2.0車載器の標準搭載はBMWが二輪車業界初だそうです。
全モデルに標準搭載されるのは「GPS搭載ETC2.0車載器 MSC-BE700」です。二輪用として防水性、耐振動性などが強化されてますが、スマホ連動機能無しです。
スマートフォンないしカーナビと連動していないので、車載機が受信した情報を、LEDの点滅で伝えるだけです。
「注意警戒情報」が緑のLED点滅で、赤のLED点滅で「災害支援情報」か「安全運転支援情報」が出ていることとがわかります。
- 「安全運転支援情報」は、LEDが緑に点滅
この先に合流地点情報や出口情報などがあること等の情報 - 「災害支援情報」は、LEDが赤で点滅
災害発生と同時に災害発生状況と併せて提供される支援情報 - 「注意警戒情報」も、LEDが赤で点滅
通行止めなどの情報
何なのか具体的な内容がわからないけど、何かの注意報か情報があることが、LEDの点滅していることに気づけばわかります。
LEDの点滅が「インジケータ」による表示なので、指針には合致しています。
一般社団法人 電子情報技術産業協会の指針では、「二輪車に搭載する車載器についても、路側無線装置と5.8GHz 帯の無線通信による情報交換の結果を表示(インジケータ含む)または音声によるヒューマンマシンインタフェース機能を運転者に通知する機能を有すること。」となっています。
ETC2.0の情報を活用するためにはカーナビまたはスマートフォンとそれに連動するETC2.0車載器が必要です。
連動していれば、ハイウェイラジオ情報、渋滞末尾情報、落下物、SA/PA情報、画像情報などをETC車載機で受信して音声や画像で表示されます。
落下物などの前方の情報を受信して、画面と音声で注意喚起もしてくれます。
スマホ連動インカムつけていれば、ETCから受信した音声情報を聞くこともできます。
ETC2.0車載機には、
- ETC2.0車載器
- GPS付ETC2.0車載器
- 発話型ETC2.0車載器
- GPS付発話型ETC2.0車載器
- スマートフォン連動、GPS付発話型ETC2.0対応車載器
などがあります。
車載機にGPSが付いていると迂回路情報も利用できますが、LED表示では迂回路情報をライダーが知ることはできません。