HMS(Honda モーターサイクリスト スクール)に参加してきました。
コース概要
実際の市街地で走る速度域での走行練習
速度が出るレイアウトで練習をしました
コースレイアウト
- 20㎞/hから70㎞/hくらいまでの速度域で走るコースでした
- 簡単に60㎞/h以上出せる500m弱の長さがる直線がありました
- Rが大きく速度の出るコーナー多数です。
大きなコーナーはR=50m程度ありました。 - ハンドルフルロックして旋回するような細かな旋回はありません
- 直パイ部分も7.5m間隔なので、4速で走り抜けられるゆるさです
シフトの練習しました
- シフトは必須
- 直線が長いのでローで引っ張ると苦しくなります
- 2速で固定で走ることもできますが、3速以上に上げて下さいと言われます
- ブリッピング(blipping)は練習ありませんでした
- ブリッピングには、全く言及しません。
- 練習するのはアクセルあおらずに車速を落としてシフトダウンする安全タイプですが、勝手にブリッピングしても怒られないと思います
CB250の乗り方練習
スーパースポーツの乗り方
前傾姿勢でハンドルが近くポジションでのライディングの基本を練習しました
少しだけVTR250がいましたが、車両のほとんどがCBR250なので、CBR250前提での練習でした。
前傾と前乗りが別物であることの理解
ネイキッドの乗車姿勢と、スポーツタイプの乗車姿勢の、基本的な違いの説明があり、走行で練習しました
説明は以下のような説明でした
- ハンドルから両手を離して前傾していれば、体重が前にかかることはない。
ハンドルを握っても体重かけなければ、前荷重にはならない。 - ハンドルに体重かけずに前傾するためは、しっかりニーグリップして、背筋で上体を支える。
1日走ったら、背中が筋肉痛になったり、疲れたりするはず。
手の平が痛くなるようではNG。 - 前傾した姿勢で前を見るために首を後ろに曲げるから、首も疲れてくるはず。
ハンドルを握る手で上体を支えて、意識的に極端な前荷重にして、荷重位置の違いで走りがどう変わるか体感する練習もありました。
CB250軽いので、前に乗ると、リアの接地感が簡単に無くなってしまいます。オフ車のように前グリップで後輪を滑れらせながら旋回してしまいそうな軽さでした。
セルフステアを殺さないための力の使い方
以下のような説明がありました
- 前傾した上体を手で支えるとハンドルを抑えてセルフステアを殺すので、疲れても上体は背中とニーグリップで支える
- ハンドルと体が近いので、しっかり上体をひねってあげないと、イン側のハンドルを肩でブロックしてしまうことになる
コーナー後半で膨らむので、CB250はオーバーステアぎみなのだと思い、バンク深めで走ってみましがが、イン側の肩が邪魔になり、膨らんでいることに気づきました。
CB250の車体が小さくて、ハンドルが近いため、イン側の肩・肘・手でハンドルブロックしていました。いつもより意識してひねれば、オーバーステアではなく快適でした。
単気筒エンジン特色に合わせた乗り方
以下のような説明がありました
- 開けるとトルクがドンと出てくる。
ローギアでで雑に開けて立ちあがると蹴飛ばされるので、リアブレーキで押さえながら開けるのも有効 - エンジンブレーキの利きも良いので、何速で走っているかよって制動力の差が大きい。
制動しすぎてしまわないように
走行距離
AMは基礎が多く、15kmしか走りませんでした。
PMはコース走行で、50㎞ほど走りました。1時間に20㎞のペースです。
一日65㎞の走行距離は、HMSのコースの中では長い距離です。
受講生
普段は初中級コースに参加しているという人が多めでした。
コースが出来た理由
HMS 250コースは2016年新設のコースだそうです。
新設した理由を、インストラクターさんに聞きました。
新設理由は3つでした。
- 普段250㏄に乗っているライダーが多い
- 利用者の多様な要望に応える
- (HMSコースで)250㏄を選ぶ人が少ないので、250㏄のバイクが余っているから使わないといかん。
1,2は建前、3が本音じゃないかと想像しました。
250コース以外では車両の選択は、自由です。125㏄のGROMから1300㏄のCB1300まで選べます。
CB400SF、CB650、NC750、CB1100、CB1300あたりが人気です。
250㏄を選択する人もいますが、VTR250が多く、CBR250は稀です。
一番選ばれないのは初級用のGROMですが、その次くらいにCBR250は稀です。