10日間3450㎞のツーリングをした時のトレーサー900(2018年型)のインプレです
モードSTD, A, Bで性格が変わる
- モードBは、もっさりしてます。
バイクが柔らかくグニャとした感じがする走り心地です。 - STDモードだと、しっかりします。
バイクにピシッと芯が通った感じで快適です。 - モードAだと、快活です。
モードは走行中に左手のスイッチをワンプッシュすると切り替わります。
走りながらモード切替えてみると、モードSTD, A, Bの性格が違いが歴然とわかります。
モードBもアリですが、STDやAで走るとBで走りたくなくなるほど、STDやAが快適です。
STDモードで充分に大人しいので雨でSTD、晴れでモードAでした。
TCSは、1かOFF
トラクションコントロール(TCS)は、OFF、1、2の3段段階です。
TCS=2だと、エンブレの効きもマイルドになる感じでした。
コーナーでアクセル戻してもエンブレの効きが悪いので、ブレーキを多めに使う感じがするTCS=2は好きになれなかったので、1かOFFで走っていました。
シートは高め
シート高は、2段階に調整できます。
- 低い位置で850mm、高い位置だと865mmです。
股下84cmの足だと、シートを低い設定にしても、両足をつくとカカトが浮きます。
高速走行快適
新東名の120㎞/h区間の走行も余裕です。加速も、減速も、車体の硬さも、不足不満はありません。
エンジン出力は電気モーターのように滑らかで、振動も音も静かです。エンジンが背伸びしてる感じにはなりません。
真直ぐ座る乗車姿勢なので、風は受けます。
シールドの効果は限定的
シールドは、高さ調整が工具なしでワンタッチでできます。
一番高い位置にしても顔には風が当たります。
頭を下げてもシールドでカバーしきれません。
ブレーキは自然
ガツンと減速しても、不安なく減速しています。
MT-09のように、フロントが沈み過ぎて前のめりになることはありません。
ABSの介入に不自然感もありません。
超低速はざらつく
2000回転以下で、最徐行で走っていると、滑らかなトルク感が無く、ざらつく感じがあります。鼓動感があるとも言えますが、超低回転の時だけです。
ハンドルはコンパクト
ハンドルの幅は、85cm。95cmあったMT-09より10cmも短くなっています。
MT-09にように、胸を開いてハンドルを握る感じは無くなりました。
右グリップ側には、オイル。左グリップ側にはETCがくるので、ハンドルにカメラやスマホを装着するスペースがあまりありません。
シート下は狭い
シート下には車検証くらいしか入りません。
ETCユニットも入らなそうです。
燃費は20㎞/lくらい、満タンで350㎞
ガソリンタンクは、18リットルです。
満タンで、360㎞くらい走れます。
高速道路をおとなしく走っているだけなら、燃費は30㎞/lくらいにはなります。
クラッチは軽い
10日間3450㎞走りましたが、クラッチを握る左手が疲れることはありませんでした。