「プロテクター」カテゴリーアーカイブ

エアバック用ボンベ機内持ち込み

エアバックのボンベは、飛行機への持込みは、機内持ち込みも預入もOKです。

国内便は、国土交通省がOKを出しています(hit-airのサイトの説明)。ただし、ボンベ単体のみでは、持込みも、預け入れもNGです。

国際線でも、OKになっている国が多くあります。 続きを読む エアバック用ボンベ機内持ち込み

SNELL、JIS、DOT、ECE比較

ヘルメットの安全基準、SNELL、JIS、DOT、ECEを比較すると、基準の厳しさ(=要求する安全性の高さ)は以下の順でした。

  1. ECE22-05 rev4(国連欧州経済委員会UNECEの規格)
  2. SNELL 2015 (SNELL財団の規格)
  3. JIS 2015 (日本政府が定める規格)
  4. DOT FMVSS 218 (アメリカ政府が定める規格)

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バイク用ジャケット安全基準

バイク用のジャケットやパンツ、スーツのCE規格は、EN 13595「Protective clothing for professional motorcycle riders – Jackets, trousers and one-piece or divided suits」です。

CE EN 13595の規定

以下の基準がEN 13595で規定されています。

  1. プロテクターの位置(必須とする場所)
  2. 耐摩耗性(路面に擦り切れて穴が開くまでの秒数)
  3. 防刃性(尖った物が突き刺さる深さ)
  4. 引裂強度(生地の引き裂きにくさ)
  5. 破れにくさ(縫い目やファスナーの強さ)
  6. 染色堅牢度(色落ちしにくさ)
  7. 動きやすさ
  8. 脱げにくさ(衝突時に脱げたり、まくれたりしないか)

プロテクターの位置(必須とする場所)

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CE規格の胸プロテクターは6種

CE規格の胸部プロテクターには、オフロード用胸部プロテクターと、オンロード用胸部プロテクター2種類、汎用基準2種類、胸部を保護するエアバッグ、合計6種類があります。

  • EN 1621-3 Level.1
  • EN 1621-3 Level.2
  • EN 14021
  • EN 1621-1 Level.1
  • EN 1621-1 Level.2
  • EN 1621-4

一般用胸部プロテクター EN 1621-3

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海外用ヘルメットは別仕様

ヘルメットは、日本仕様と海外仕様ではシェルなどの仕様・性能が違っている場合があります。

同じモデルで、海外基準のPSCマークが無い製品と、日本専用モデルでPSCマーク付き製品を、警察官がどうやって見分けるのでしょう。

PCCマークが、はがれたり、はがされたりしたら、もう見分けつかないんじゃないかと思います。

SHOEIの場合 続きを読む 海外用ヘルメットは別仕様

違反ではないヘルメット基準

バイクのヘルメットには、「道路交通法」の基準と、「消費生活用製品安全法」の基準があります。

道路交通法」の基準に違反すると減点になります。

消費生活用製品安全法」は、ヘルメットを販売する人(個人や会社)に適用される法律なので、販売しない限り抵触することはありません。

道路交通法

道路交通法が定めるヘルメットの基準は、以下の7項目だけです。

  1. 左右、上下の視野が十分とれること。
  2. 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
  3. 著しく聴力を損ねない構造であること。
  4. 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
  5. 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
  6. 重量が2kg以下であること。
  7. 人体を傷つけるおそれがある構造でないこと

PSCマークが無くても減点にはならない

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軍用ヘルメットは軽くて強靭

米軍が戦場で使うヘルメットは、バイク用ヘルメットより軽量化されています。

アメリカ陸軍のViper P2の重さは、Mサイズ(53.5-56.8㎝)の帽体が1015 gです。

防弾バイザーや、軍用アクセサリー取付け用のレールやマウントをつけて、フル装備にしても、1215 gです。

軽さがウリのフルフェイスヘルメット、SHOEI Z-7(1375g)より、Viper P2のほうが、軽量です。

旧型のAdvanced Combat Helmet:高性能戦闘用ヘルメットTC 2000でも、帽体の重さはMで1361g、Lで1474gでした。

ポリエチレンだけど、防弾

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バイク用ブーツのCE規格

バイク用ブーツのCE規格は、EN 13634です。

CE規格EN13634が定めている基準は、以下のような内容です。

  1. 固さ  :倒れたバイクに足が挟まれても、靴が簡単に潰れないか
  2. 耐衝撃性: 足に受けた衝撃を、ブーツがどの程度緩和するか
  3. 耐摩耗性: 転倒時に路面で削れてしまうのを防ぐ耐摩耗性
  4. 耐久性: 通常の使用状態で簡単にすり減って穴ができない耐久性
    • ドライでの耐久性
    • 濡れた状態での耐久性
  5. 防刃性:尖った金属などが飛んできても、ある程度足を保護するか
  6. 丈夫さ :衝撃で靴がバラバラになってしまわないか
    • つま先が何かに衝突しても、靴底の簡単に剥がれないか
    • 縫い目・ツナギ目から簡単に分解しまわないか
    • 素材が簡単に裂けてしまわないか
  7. 大きさ :靴が保護する部分の広さ
    • 足首をカバーできる靴の深さがあるか
    • すね当ての大きさ、くるぶし保護部の大きさが規定以上か
    • シャーリングが大きすぎないか(脆弱なので小さい方が良い)
  8. 靴底の質
    • 靴底の厚さが規定値以上か
    • 靴底靴底の溝が、スリップ防止効果が期待できる深さがあるか。

といった基準を満たしたブーツが、CE規格のバイク用ブーツとして、CE認定マークを表示することができます。

それぞれの基準は、具体的には以下のように定められています。 続きを読む バイク用ブーツのCE規格

安全靴でバイクは危険

つま先に金属製のトゥーキャップ(先芯)が入った安全靴で、バイクに乗るのは危険だと、イギリスの運輸省が言っています。

イギリスの運輸省が道路利用者向けに開設しているサイトhttp://think.direct.gov.uk/にあるバイクライダー向けの安全ガイドには、鉄を使った安全靴を履いてバイクに乗らないで!と書いてあります。 続きを読む 安全靴でバイクは危険