転倒しました。ハイサイドです。
鎖骨と肋骨3本折れました。
左腰骨打撲、右手薬指突き指も。
転倒原因
30mくらいの直線の後、右Uターンに入る時に、ギアを2速から1速にシフトダウン。
減速しきる前に、アクセル開けながらクラッチをつないで、エンジンの回転数が下がる前にクラッチつなぎました。
ここまでは、覚えてます。
そこからは、何が起きたか思い出せません。
記憶にあるのは、頭と肩から路面に激突し、左胸と左脇が痛くて息ができずに、うつ伏せで、うめいている自分です。
何回か回転したような気もします。
推測
右旋回なのに、路肩左側前方に倒れていたし、上下ひっくり返って路面にぶつかっているのでハイサイドだと思います。
たぶん、シフトダウンとした時に、エンジンと後輪の回転が不足して、後輪がシフトロック。
速度が落ちていくにつれ、後輪の回転と速度がマッチして、後輪のグリップが回復してバイクが起き上がり、体が外側上方に飛ばされてハイサイドになったんだろうと思います。
アクセルの開け方が足りなかったり、クラッチをつなぎ過ぎたりしたために、シフトロックしたことが原因だと思います。
そのままスリップダウンしとけば怪我軽かったのに、なんか変なリカバリーして、バイクが起きたのかもしれません。
記憶が飛んでるし、その瞬間の目撃者もいません。
飛んで滑っていった距離はだいぶ長かったようです。
転倒直後状況
息ができない、声が出ない、現場で悶絶
水たまりがあったので、そこを避けるように路面を這って移動。
移動したら力尽きて、這うことも、立ち上がることもできません。
息も出来ず、うめくだけで、声もでません。
「だいじょうぶ?」とか声かけてもらっても、返事ができません。
しばらくして、「大丈夫です。息ができません。ちょっと休ませてください。」と言うことができましたが、路上から動けません。
歩くがすぐダウン
もう少しすると、何とか立てるようになり、立って移動。
20mくらい移動しただけで、立つことも座ることもできなくなり、また横になりました。
自販機のガラスが割れて散乱しているような場所だったけど、ガラスを気にしている余裕もなく横になりました。
骨折の自覚なし
「大丈夫ですか?」と何人かに何回か聞かれました。
そのつど「大丈夫です。息が苦しいだけです。」とか、
「休めば治るので、今は放置しておいてください」とか、
「30分休ませてください。そしたら乗って帰ります。」とか言っていました。
骨折している自覚はゼロでした。
転倒することは、年に何回かあります。
息ができなくなるほど激しく転倒することもありますが、骨折したことは1度もありません。
今回も、いつも転倒と同じだと思っていました。
気絶するほど痛いわけではなく、骨折未満の痛みと同じです。
休めば、元に戻って走れるという確信がありました。
痛みが続く
いつまで経っても痛みが引きません。
10分か15分くらい経過しても、まったく改善の兆しなしです。
痛みの継続時間は、過去最長です。
そこでバイクで帰ることを諦め、4輪で移動。
事故後30分ほど経った頃は、息はできるようになりました。
時間を気にしたり、会話したりする余裕も出てきました。
しかし、左腕だけは、痛みがひどく、動かす気になりません。
骨折未満の転倒なら、30分も経てば、痛い痛いと思いながらも、体を動かすことができ、バイクにも乗れます。
でも、今回は左腕を動かす気になりません。
ヘルメットも自分では脱げず、脱がしてもらいました。
病院へ
念のため病院に行くことになりました。
車内に座っていても、左肩や左脇など左半身がズキズキします。
病院で
病院に行くと、受付で状況を話すと、
「骨折ですと、うちでは手術とかできませんので、直接日大病院とか手術のできる病院に行かれたほうが宜しいかと思いますが」
と言われる。
この時点では、折れているはずが無いと確信していたので「大丈夫です。お願いします。」と言うと、
「万一手術が必要になった場合は、ご紹介ということになりますが、宜しいでしょうか」と聞かれたので、自身をもって「大丈夫です」と答えて受付てもらう。
問診
問診で状況を話すと、先生は「骨折ですね。レントゲン取りましょう。」と軽く言います。
この時点でも、自分では、折れているはず無いという確信がありました。
折れているなら、涙が出るくらい痛いはずなのに、そこまで痛くない=折れていない、という確認した
レントゲン
しかも、パッカリ、クッキリと。
折れて、大きくずれています。
よく見ると細かく4つに分割されてもいます。
ガッカリです。動揺とかショックじゃなくて、失望した感じ。
骨折の自己判定
骨折してるか、していないかは、痛みで判断できないのだと思います。
痛みは、骨折未満の激しい転倒も、骨折した時も同じようなものでした。
違いは、痛みの継続時間だと思います。
30分経過しても、体を動かしたくないような痛みが残っているなら、骨折だろうと思います。
手術する/しないの2択
先生に、「手術する方法も、手術をしないでこのまま固めてしまう方法もありますよ」と言われる。
「どうしたら良いですか?」と聞いてみると、
手術する | 手術しない | |
感染症のリスク | 1%くらい有る | 心配ない |
くっつかないリスク | 10%くらいでどちらも同じ | |
治癒後の障害 | 少ない | この折れ方だと 手が動かしにくくなるかもしれない |
という説明があった。
決めかねたので、再度「どっちが、良いんでしょうか?」と聞いてみると、
「ジムカーナみたいなことしてて骨折したんでしたっけ、今後もやりますか?」
「はい」
「なら手術ですね。手術するとしても、うちではできないので、紹介状書きますか?」
と言われたので、「今日、今から行って大丈夫ですか?」と聞いていみると、
「土日は、救命救急はやっているけど、(鎖骨骨折の)手術なんかしてませんよ。月曜日ですね。月曜日に行って手術の日程とか決めてもらってください。」
と言われてしまいました。
紹介状を書いてもらって帰りました。
ポンと丸投げされた感じ。
寝ても立っても座ってもいられない
痛みをこらえながら、家に帰ると、どっと疲労感が出た。
ベットに横になったら、左胸に激痛!!!!
仰向けNG
仰向けになり胸が伸びると、激しく痛むので、仰向けになれない。
右向きNG。
右を下にすると、左腕の重さで左胸が痛い。
左腕を動かすと痛いので、どかすこともできない
左向きもうつ伏せもNG
左腕と肩が痛いので、左肩を下にして左向きは論外
うつ伏せも、左腕と肩が痛くてNG
座る、立つもNG
猫背で座っていると、痛みはこらえられる範囲。
でも、激しい疲労感で、長くは座っていられない。
立っているのはもっと疲れる
布団を背中の下に入れ、胎児のように丸まった姿勢で、頭を高くしたまま仰向けになれるようにしたら、やっと一息つくことができた。
悶絶の夜
一息ついたものの、痛みは徐々に増すばかり。
眠ることなんてできない。
ついに、退治の姿勢でいても痛くて、痛くて、じっとしていられなくなる。
あまりの痛さに、座薬を使うことにした。
しばらくすると、じっとしていられる程度の痛さになった。
胸の痛みは打ち身だろうから、あすには良くなると信じて、耐える。